すべての方に、ありがとうございました~B-1グランプリin十和田 出展を終えて~

2015-10-13
B-1グランプリin十和田大会 めいほう鶏ちゃん研究会集合写真

 

10月3日(土)~4日(日)の二日間、めいほう鶏ちゃん研究会は「第10回ご当地グルメでまちおこしの祭典!B-1グランプリin十和田」に出展してまいりました。
6回目の出展となった今回、「おかげさまで無事に出展させていただいた」とスタッフ全員が心から感謝の気持ちで語れる大会となりました。

ブース設営などの準備日だった前日2日(金)、低気圧の影響で先発隊を乗せた飛行機が青森空港に着陸できず名古屋空港に戻ってきました。

 

その時すでに会場には私達の機材と食材を載せたトラックが到着しており、急きょ、十和田実行委員会の方々に荷下ろしとブースまでの運搬をお願いすることに…。 先発隊のうち3名は、いちかばちか、もう一度飛行機に乗り、なんとか12時過ぎに青森空港に着陸。(大揺れながらも着陸に成功。機長さん、ありがとうございました。)

 

残りは新幹線に切りかえ十和田を目指しましたが、八戸に着いたのが17:00時すぎでした。 実行委員会に会場の夜間照明を手配していただき、約8時間遅れで前日準備にとりかかりました。

 

それまで3名では出来ることが限られていましたが、同じ郡上市から出展している「郡上発!奥美濃カレーファミリー」の方々にも助けていただきました。 夜遅くに後発隊とも合流し、翌日の大会一日目は早朝から全員でブース準備に取りかかりました。

 

そして、本当にありがたいことです。大会一日目、提供開始の9:30前から、たくさんのお客様がブース前に並んで下さいました。まだ風が強く、時おり小雨が降ってくる天気にもかかわらず。 たくさんのお客様のなかには、団体のぼりを作って下さった北園小学校の児童さんもいらっしゃいました。 ボランティアスタッフとしてPRをお手伝いいただいた十和田西高校の生徒さん達。明るく楽しい雰囲気をブース前で作り出してくださいました。 行列の最後尾で、待ち時間を知らせるプラカードをずっと持っていて下さったボランティアスタッフの方。本当にありがとうございました。 他にも、多くのボランティアスタッフの方々が会場のあちこちで働いてくださり、助かりました。

 

大会二日目にも、めいほう鶏ちゃんを求めてたくさんのお客様に並んでいただきました。私達にとって一番の励みはやはり、より多くの方に「めいほう鶏ちゃん」味わっていただくこと。そして郡上市明宝を知っていただくことです。

 

今回のメンバーのなかに、20歳前後の学生が4名いました。そのうちの一人は、北海道の大学に通っていて、フェリーとバスを乗り継いで大会一日目の早朝にチームに加わってくれました。

もう一人は明宝に住み、専修学校に通っています。ふだんもイベント等でスタッフをしているので、他の学生メンバーが頼れる、安心できる存在になってくれました。そして、名古屋で大学に通っている若者も二人。名古屋空港で明宝に帰るメンバーと別れ、下宿にむかう途中で

 

「やっぱり、明宝いいよな。絶対帰って来ような。」

 

と話しながら遅い夕食をとったと聞きました。 この言葉が、自然と生まれてくるようなチームになっていたこと。彼らが思い切り活躍できるような大会だったこと。そのことを思うと、本当に感謝、感謝しかありません。

 

めいほう鶏ちゃん研究会の立ち上げから丸8年。地域では当たり前すぎる”フツーの食べ物”だった鶏ちゃんを通じた地域おこしに取り組み続けています。“鶏ちゃん”は今では郡上みやげとして定着し、定番ご当地グルメの一つにもなりました。しかし、真に目指すものは「人おこし」と、新しい「つながり」づくりです。

 

明宝は人口1,900人ほどの小さな地域です。地区ごとの祭礼や明宝地域の運動会もまだまだ健在です。都市部に比べれば地域の「つながり」は十分あるのでは、と思われるかもしれません。しかし、B-1グランプリに出展することで外に向かって明宝を知ってもらうために、同じ地域に暮らしていてもふだんは接点がない立場の人たちが、力を合わせて取り組むことができます。たった二日間のチームのなかで、自分に与えられた役割を精いっぱい果たすことができるのです。

 

“めいほう鶏ちゃん”を通じた地域おこし活動は、実は50年後100年後にも明宝が残っていくために必要な「人」を育てることになる…。今回のB-1グランプリを終えて、私達は確信を持っています。いえ、確信を持たせていただいた、という方が正しいのです。関わって下さったすべての方のおかげです。ありがとうございました!

 

追記)十和田実行委員会の方々には、結局、大会終了後トラックへの荷積みまでお世話になったのでした。重ねて御礼申し上げます。

 

 

 

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